ブレスパイプについて

【ブレスパイプの開発】

ブレスパイプは,堀大才先生が考案した「割竹挿入縦穴式土壌改良法」を応用し、弊社が開発した筒形土壌改良材です(特許6656665号)。

「割竹挿入縦穴式土壌改良法」とは、竹の中の節を取り除いたものに、竹炭などを詰めて、直径15~20㎝(深さは任意)の穴に埋設したのち、竹と穴の隙間に良質なバーク堆肥を詰め、土中の通気透水性を改善し樹木の発根を促進させる土壌改良法です。

割竹挿入竪穴式土壌改良法
割竹挿入縦穴式土壌改良法

この方法は安価であり、竹製なので自然に分解することが利点ですが、同じ品質のものは揃えられないことや、長い竹の運搬が不便であること、現場での手作りとなるため施工時間を要することなどがあり、一般に広く普及していくには限界があると考えました。

そこで「割竹挿入縦穴式土壌改良法」よりも作業性を改善し、通気透水性改善や発根促進効果をさらに高めるように開発したものが<ブレスパイプ>です。

【ブレスパイプの効果】

ブレスパイプの仕組み

ブレスパイプは土中に設置することで、根の水分・酸素・養分吸収が改善し、根や地上部の健全な生育が可能となります。
実験データからも、ブレスパイプが根の伸長を促進することがわかり、さらに樹木地上部の生長も促進させました。

<地上部・根系への効果>

ブレスパイプを多く設置するほど、地上部の生育が良くなりました。
(詳細:学会発表と研究

ブレスパイプに向かって多くの根が伸長していました。
また、ブレスパイプを多く設置したポットの根は全く設置していないポットよりも約5倍根量が増加しました(データ未公開)。

【ブレスパイプの特徴】

竹腐葉土、竹炭、ピートモス、酸素剤、パーライト、肥料などの混合物を、筒状の容器に詰めました。プラスティック製と竹製の2種類を用意し、用途によってお選びいただけるようにしました。

内容物も樹木にあわせた配合にでき、さらに各樹種の菌根菌を配合することも可能です。

【ブレスパイプの設置】

設置は簡単です。ブレスパイプの長さにあわせて縦穴を掘り埋めるだけ。
土に直接設置してもよし、またはボラ土をパイプの周りに埋めてから設置しても良いです。

アスファルトなど堅い舗装材の中にも設置可能です。
その場合は、表層の近くで管を二重構造にして、ステンレスの目皿を設置すればOKです。

さらに、酸素供給剤の入ったブレスパイプを使用すれば、根に酸素を与えることができより土壌環境の改善が促されます。

<ブレスパイプの設置方法>

① 樹木回りにダブルスコップを用いて、
深さ30㎝(ブレスパイプバンブーまたはブレスパイプミニの場合)、
または深さ60㎝(ブレスパイプの場合)の穴を空けます。

② ブレスパイプを穴に入れます。
向きに上下はありません。

③ ブレスパイプの周りに土を詰め完了です。
完全に埋めてしまわず、必ずブレスパイプの蓋が
数センチ地上に出るようにしてください。

<設置方法動画>

【ブレスパイプの代表的な施工例】

2004年に開発してからこれまで数多くの現場に施工してきました。
(一部を紹介。個人邸は除く)

時期案件名場所
2004熊本県玉名市市役所(クスノキ)熊本県玉名市
2013熊野神社(クスノキ)東京都葛飾区
2014市川八幡神社(クスノキ)千葉県市川市
2015帝京大学溝野口病院(ソメイヨシノ)神奈川県川崎市
2017東禅寺の大ツバキ東京都西東京市
2017海神幼稚園ケヤキ千葉県船橋市
2018伽那院のケヤキ兵庫県神戸市
2019奄美大島・加計呂麻島のデイゴ鹿児島県大島郡
2019田園調布雙葉学園防風砂林植栽工事東京都世田谷区
2019UR青砥団地桜並木回復事業東京都葛飾区
2020埼玉県営さきたま緑道舗装改修工事埼玉県行田市
2020UR青砥団地桜並木回復事業東京都葛飾区
プレスパイプ施工例